長野県上伊那農業高等学校

学校長挨拶

小池 眞理子

 心輪~心をひとつに輪になろう~

本校は、地域から親しみを込めて「上農」と呼ばれています。

令和6年(2024年)4月より上農の校長を務めます、小池 眞理子 です!

本校は、明治28年(1895年)に群立上伊那簡易農学校として開校し、今年で130年目を迎える、歴史と伝統に輝く農業高校です。レンガ造りの正門は、「赤門」と呼ばれ、大正11年(1922年)竣工、昭和50年(1975年)に現在地に移転されたもので、100年以上もの風雪に耐えて当時の面影をとどめながら今なお校門を通る人々を静かに見守っています。

 長野県随一の広さを誇るキャンパスには、至るところに木々や花々が植栽され、緑あふれる学園の中で生徒たちが伸び伸びと学習活動に励んでいます。生徒たちのお気に入りの場所は、季節が感じられる中庭・友達と座って話したり遊んだりできる玄関前の芝生・春夏秋冬の季節の移ろいを感じさせてくれる赤門へと続く欅と桜の並木道です。昼休みになると玄関前の芝生では、「かたらいの像」に見守られながらお弁当を広げたり、友人同士語らう姿が見られます。生徒も先生もこんな「上農キャンパス」が大好きです。

 本校の昇降口には、「上農でわたしと伊那谷をデザインする」という本校のスローガンと共に、「心輪~心をひとつに輪になろう~ 自分から行動に移そう!今、やるべきことを考えよう!挨拶で人との繋がりを大切にしよう!」が掲げられています。生徒たちは毎日このスローガンや目標を目にしてから学校の1日が始まります。このスローガンのもと学科改編から7年目を迎え、新しい上農第2ステージとして「育む。上農高校」に臨んでいます。上農では、生命に問いかけ、自分で考え、実践で表現する農業学習をとおして、自分の生き方をデザインしていくことのできる生徒を育みます。さらに、その学習を自分にとどめることなく、伊那谷地域のみなさんと一緒に、伊那谷を一層活力ある地域にデザインできる生徒を育てます。『上農は、あなたが前に進む場所。ここから出発するところ』上農で、生徒たちが自分と伊那谷をどのようにデザインしていくのか楽しみでしかたありません。このホームページでホームページを見て下さる皆さまと楽しみを共有できたら幸いです。

長野県上伊那農業高等学校長  小池 眞理子