校歌
作詞 福澤 悦三郎 / 作曲 井出 茂太
- 日出る山も入る峯も 萬古の雪に輝(かがや)きて気高きかなや駒ケ岳 雄々(おお)しきかもよ駒ケ岳仰げ剛健高潔の 吾が校友の鑑(かがみ)ぞと
- 晝は終日(ひねもす)まめやかに 夜は終夜(よもすがら)よどみなく北より來る天龍や 南を駛(はし)る三峰の川汲めや活動質実の 吾が校風の源を
- 春桑園の萌ゆるとき 蚕飼いの業もたゆみなく農圃の小田の種蒔きや 麦刈る腕の鍛えにはカリフォルニアの月影も 早苗の露に宿るらん
- 夏菜園の培養や 牛に水飼う木下蔭玉なす汗に秣刈(まぐさか)る 冴えの利鎌(とがま)の光にはアマゾン川の流域も 開けて畑となりぬべし
- 秋果樹園の楽しさは エデンの園に異ならず垂穂(たりほ)の稻の収穫(とりいれ)も 豐につみて微笑めばジャワ、スマトラの森林も 吾が日の旗を迎うらん
- 冬温室の実験(ためし)にも 心づくしのかひあれと學びの道にいそしみて 理想の奥を極めつつ雪アルタイの高台に 櫻咲く日を思うかな
上農寮寮歌
作詞 小町谷 常是
- 銀雪聖き俊嶺に 金光崇高(たか)く射すところ 世の黎明(しののめ)に魁けて 先ず照り初むる四つの城 眼路涯もなき高台(こうだい)の吾等が希望上農寮
- 天照らします神の世の 神乍らなる農耕(いとなみ)を くにの基に培いて 正道直路を誤らず 俯仰(ふぎょう)天地に恥ずるなき 吾等が理想上農寮
- 山紫に水清き 中野ケ原を宰(うしわ)ける 神の御前におろがみて 高く掲ぐる日の御旗 仰ぐ吾等が胸深き 至誠天地に通うらん
- 長五百秋(ながいほあき)に栄え行く 瑞穂の国の高原の 沃土に眤(なじ)む歓喜(よろこび)を 友に班(わか)ちて永劫(とことわ)に 光栄(はえ)あらしめん讃へなむ 吾等が楽土上農寮
応援歌
作詞 小町谷 常是 / 作曲 小池 猛
- るり紺碧の大空に 銀雪さゆる駒ケ岳 巍蛾千秋にゆるぎなき われらが意気を君みずや
- 炎熱やくる夏の日に 流汗りんり鍛えたる 鋼の鉄腕の脚 上農健われらあり
- 瀬々の白波岩をかみ 渦まき返す天竜の 怒濤永久にこだまする われらが意気を君みずや
- 春は散りゆく花を踏み 秋は錦の地を蹴りて 鉄磐石鍛えたる 上農健われらあり
- 蚊籠(かろう)地中のものならで 雲居に駆ける時は今 奮い闘え時今ぞ 奮い闘え時今ぞ