長野県上伊那農業高等学校

美ヶ原のアツモリソウの順化、人工交配

65日(金)に平成30年度に美ヶ原で人工交配し、本校にて無菌播種して育成された苗を順化しました。自生地の苗を順化するのは初めてで、緊張しながらの作業となりました。しばらくは昨年度、作製した順化装置で苗を育成します。先輩から引き継いだ大切なバトンを後輩たちに繋げられるようにと、願いながらの作業でした。

617日(水)今年は昨年に比べ開花が早く、たくさんのアツモリソウの花が開花した状況での人工交配となりました。開花数も昨年に比べ増え、全員が人工交配を行うことができました。初めてアツモリソウを見て、「想像していたよりも小さくて、ひっそりと咲いていてかわいい」というような感想がありました。なかなか見ることのできない幻の花「アツモリソウ」。実際に自生地に行くことで、生育環境を学んだり、環境保護について考える良い機会となりました。