長野県上伊那農業高等学校

植物コース2年生🌼 1年間の活動

植物コース2年生は切り花や栽培管理や学校花壇の管理などの「草花」と茎頂培養や植物ホルモンといった「植物バイオテクノロジー」、この2科目を中心に学習しました。

✿切り花ではカーネーションやトルコギキョウなどを中心に、春先の定植から芽整理、収穫まで丁寧に行いました。収穫した切り花は活用も行い、特にトルコギキョウは上伊那地域で栽培が盛んに行われており、地域の花を使用してコサージュやアレンジメントを作ることができました。

✿収穫期には伊那市中央病院の入り口での販売や伊那北駅付近をリアカーで振り売りを行い、多くのお客様に購入していただきました。数回しか販売する機会がありませんでしたが、お客様に直接自分たちの生産物を届けることができました。

✿学校内外の花壇の作製にも取り組みました。春先に播種したマリーゴールドやサルビア、ケイトウなど花壇苗を間隔や列のずれが無いように丁寧に定植作業をしました。多くの人に美しく見えるように意識をして取り組みました。

✿植物バイオテクノロジーでは、実験器具の使い方や培地の作成、ユリの鱗片培養など基本的な培養技術を学びました。また、今年度自分たちで栽培したカーネーションの茎頂を取り出す茎頂培養にも取り組みました。事前に何度も摘出の練習をして行いましたが、0.2~0.3mmの茎頂を顕微鏡で取り出す作業は何度行っても難しく、苦戦しました。無菌状態で試験管培養しているカーネーションを今後の授業で土に戻したいと思っています。