長野県上伊那農業高等学校

南箕輪村大泉地区 ホタル水路の見学

2021年5月12日

 3年里山コース20名は、昨年度よりホタルの復活プロジェクトに取り組んでいます。昨年度は、地元で採取したカワニナの人工養殖を開始し、現在1000匹近くの稚貝が誕生しています。

 そこで、6月上旬までの第一回稚貝放流に向けて、現地で完成したホタルの水路見学を行いました。保存会の会長さんら数名の会のみなさまから、水の特徴や、ホタル水路の形などの説明をしっかり聞き、その後早速水路をのぞき込み特徴をつかんできました。

 参加した生徒達からは「カワニナが2匹いた。これカワニナだよね?」「イモリがいる。もう生物がすんでいるんだ」「私のデザインした計画が実現できるといいな」「私たちが放流第一人者だ。頑張ろう!!」といった声も聞こえました。

 今回の見学を通して、今後はカワニナやホタルが末永く生育するには水路内の水環境はどうあるべきか、周辺のビオトープはどうあるべきか、住民のみなさんの憩いの場となるにはどう造園等していくべきなのか、などの探求的な学習を深め、形にしていくグランドデザインを数年かけて実施していくつもりです。