長野県上伊那農業高等学校

美ヶ原のアツモリソウ人工交配

植物科学コース 3年

6月17日(月)

H27から長野県環境部、林野庁、株式会社マナテックさんと協定を結び、アツモリソウ保護回復事業を行っています。

今年度は4回目の人工交配となります。1年目と2年目の人工交配では1輪しか開花しておらず、自家受粉のみしか実施できませんでしたが、昨年は14株開花していたこともあり他家受粉を行うことができました。
昨年の種子からは発芽を意味するプロトコームが形成され、現在、根に分化しています。
だんだんと苗になっていく状況をみて、生徒たちは「すごいな」と改めて実感したり、喜びの表情を見せてくれたりします。
今回も、人工交配は限られた花のみでの作業となったので、緊張した様子でしたが、無事終えることができました。
8月に種子を採取できることを願いながら作業をしていました。

美ヶ原の壮大な自然の中での実習は、たくさんのことを感じることができるためとても良い実習となりました。
取材の方々にもたくさん来ていただき、報道もありました。

人工交配の様子