2年生は今年度、昆虫食学習の一環でカイコを教材に学習を進めてきました。
カイコ飼育
学習を進めるにあたり、実際にカイコの飼育にもチャレンジしました。
1回目は、5月から飼育を始めました。
ただ、春の上農の気温が低くて初期成育が不調だったのに加え、エサとなる桑の葉が微量の残留農薬・肥料等で質が悪かったのが原因で亡くなってしまうことに…。
飼育開始! 桑をムシャムシャ…。 桑を食べてくれない…。
2回目の飼育は6月より飼育を始め、今回は桑を発注し、質の良い新鮮な桑の葉を与えました。
成育終盤、夏の高温で何匹も命を落としてしまいましたが、なんとか繭になってくれました!
2回目 スタート 順調に成長 桑が影も形も…。 無事、繭に!
岡谷シルクファクトリー実習
11/27 夏の高温を乗り越えて繭となったカイコは、岡谷シルクファクトリーにて糸取りを行いました。
シルクファクトリーの学芸員さんに、カイコの歴史を教えていただき、日本とカイコのかかわりの深さを知ることができました。
そして、いよいよ繭から糸をとる作業。
上農産の繭から昔ながらの糸取り機を使って糸取りを行いました。
今回は、ただ糸を取り出しただけなので、糸取り後の意図の束は乾燥するとパリパリとした硬い感触でした。絹にするためには、まだまだ加工が必要なようです。
繭から糸を取り出す 糸を後ろで巻き取り できた糸束 加工を繰り返して絹に
糸取り後、残ったサナギは昆虫食としての利用を計画中です。