
長野県上伊那農業高等学校ホームページにようこそ。
2021年(令和3年)4月より校長を務めます平沢 一でございます。
本校は長野県南部の南アルプスと中央アルプスに抱かれ中心を天竜川が流れ自然豊かな美しい伊那谷に位置しております。広い校内では毎日明るく元気な生徒たちの声が聞こえ、農場でも多くの命が生徒と共に育っています。
1895年(明治28年)、上伊那郡立上伊那簡易農学校として開校して以来128年の間、上伊那地域、県内だけでなく、県外からの俊英を受け入れ輩出して参りました。
毎日生徒が通る「赤門」は、1922年にイギリス製レンガで造られた貴重な門です。旧校地から1974年に現校地に移設され(2014年門扉・門燈を復元設置)、当時、全国に名を馳せた「上農(じょうのう)」を象徴する門で、長い風雪に耐えて昔の面影を残しながら今も私たちの生活を見守ってくれています。
平成30年4月より、「上農で、わたしと伊那谷をデザインする」をスローガンに、生命に問いかけ自分で考え実践で表現する農業学習をとおして自分の生き方を、地域の方々と協働した活動をとおして伊那谷をデザインしていこう。と「新しい上農」が発進して、6年目となりこの学習活動も定着して参りました。昨年4月より「育む上農」とし第2ステージを臨んでおります。この3月には三期生が卒業しました。進路などにおいても多くの成果が現れました。
学校の外に出よう、外から見よう、地域に出よう、地域の人々と出会い話や交流をしよう。その中から様々な課題が見えてきます。これまでの生徒の学びの成果は多くの地域の皆さんと関わることで得られてきました。長い上農の歴史の中でも同じだった様に、教室で学び、農場で学び、地域に開き、地域で学ぶことで生徒が育ち、上伊那地域の発展を目指し寄与し先導してきました。
21世紀、急激な環境変化や予測不可能な状況下、上農で学ぶ生徒たちが何かを発見し、上伊那地域の発展と明るい未来をデザインするために活躍してくれることを願っています。そのために、私たち職員は、生徒一人ひとりに心をこめて教育にあたっています。これからもチャレンジする上農、育む上農にご理解とご支援を賜りますようお願いいたします。
ホームページでは、上農生の活動を随時更新して参ります。今後もご覧ください。
2023年(令和5年)4月